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★no.24令和5年9月25日 阪神タイガース 岡田監督と無畏施★

仏教に無畏施(むいせ)という言葉がありますが、

(恐怖や不安などを取り除いて、安心させると
 いう意味で、布施のひとつです)

阪神タイガースの岡田監督をみていると、この
言葉をうかべました。


シーズン当初から優勝とは言わず、A.R.E(アレ)と
いう言葉で、選手の緊張感を取り除いていたの
ではないかと思えるほど、8月、9月の戦い方は
見事でした。


この時期、例年は失速や大事な一戦によく負けて
いたのがうそのようでした。


岡田監督は若き、優勝経験のない選手たちに
無畏施を施したと、私は思います。


恐怖や不安と緊張感は少し違うと思いますが、
小学生の頃からの阪神ファンのこじつけと
ご容赦ください。



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★no.23令和5年8月25日 電気ローソクへの誤った見方★

電気ローソクに対して、ネットなどで誤った見方がありましたので正しい見解を。


1.電球が切れたら使えなくなる。

電球(ローソク球)を交換すればまた点灯します。

ローソク球は2000から3000時間できれます。
E-12のローソク球に交換してください。

お好みでLED球も使用可です。



2.電球が熱くなるので危険

電球は熱くなりますが、正常ですのでご心配なく。
(ただし、触れれば熱いので、ご注意ください。)



ローソク球を交換し、たまに、プラグのホコリを
取り除いていただければ、10年は普通に使えます。



コードが邪魔と言われますが、長く明るく灯したい
方にはおすすめです。





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★no.22令和5年7月20日 供養とは供物養心★

7月、8月はお盆の時期ですので、皆さん

お墓参りや仏壇に手を合わせる機会が多いと思います。

お花や故人の好きだったものを供え、手を合わせる。

こういった事を供養といいますが、供養とは

(供物養心)の略だと最近教わりました。


手を合わせ、ものを供えることによって、己の心を
養わさせていただくという意味があるそうです。


故人に何かして差し上げるのみならず、自分の
ためにも供養をするのですね。


この意味をしっかりと受け止めて、お墓参りに

行ってきます。




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★no.21令和5年6月16日 位牌をどうやって選んでますか★

仏具の仕事をしているので、たまに、位牌の
相談を受けますが、こんな感じです。


色々な種類があるので、どうやって選べばいいの。

以前、業界の記事で読んだのですが、位牌は故人
そのものであり、人生や性格を反映させても
良いと思う、とのことでした。 たとえば


春日の位牌   春のようにほのぼのと
呂門      苦難を乗り越えた
葵型      実直な人生を歩んだ


など、一つの参考にお考えください。

もちろん、仏壇の大きさや、先人の位牌のサイズ
を見るのは大前提です。


今日述べた事はあくまで一例ですので、
前と同じ位牌を作るのもよいと思います。


位牌の画像(中田仏具店様HPから)


http://www.n-butsugu.jp/category/1214969.html



たまに、位牌をじっと見て、故人に思いをはせる
ことは素晴らしいことだと思います。





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★no.20令和5年5月9日 人を偲ぶこと 昔と今★

ここ数十年の葬儀の簡素化、場合によっては
葬儀なし、仏壇の小型化、仏壇なしなど
昔とはすっかり様変わり。


昔のことを言ってもといわれそうですが、
昭和の頃は家で葬儀、近所の人が手伝い、親族
近所の人で送り出す。

そんな温かさがありました。

住宅事情や金銭的なこともありますので、
一概には言えませんが、何か寂しい昨今です。


私が言うのもなんですが、できる方はきちんと
葬儀をし、仏壇を購入して、亡くなった方を
偲んで欲しいです。



その姿を子供たちや孫たちは見ています。
こういう良い伝統をきちんと引き継ぐことが
教育の一つだと考えます。


自戒の念を込めて。
偉そうに書いて失礼しました。






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★no.19令和5年4月10日 お釈迦様最初の説法とは★

4月8日はお釈迦様の生まれた日でしたが、最初の
説法は何を説いたのでしょうか。


今日、四諦(四聖諦)と呼ばれる教えを説いたのです。

四諦(したい)四聖諦(ししょうたい)とは



1.苦諦(くたい)  この世は苦である
やがて、老いて、病になり、死んでいく。求めても手に入らず、思いどうりにならず、苦しむ。


2.集諦(じったい)  苦しみの原因をあきらかに
欲、怒り、妬み、苦しみは自分の心にある。


3.滅諦(めったい)  苦しみの原因を滅する
煩悩や迷いを捨て、滅すれば、安らぎの境地に至る。


4.道諦(どうたい)  そこに至る道のり
安らぎの境地へ至るにはどうすればいいのか。



以上、簡単にふれましたが、
このように、いきなり、仏教の大事な根っこを
教えられたのです。


仏具に携わるものとしては、4月8日もクリスマスの
ように、皆に知られるとうれしいです。

4月8日はお釈迦様の誕生日です。


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★no.18令和5年3月17日 なぜ、お彼岸は七日間あるの?★

3/18日から24までお彼岸ですが、なぜ、七日間
あるのでしょうか。


それは六波羅蜜(ろくはらみつ)を行うため
と言われています。


六波羅蜜を一日一つずつ修めて、中日である
春分の日はご先祖様へ感謝の意を表す。



では、六波羅蜜とは何か?



布施(ふせ)……親切
持戒(じかい)……言行一致
忍辱(にんにく)……忍耐
精進(しょうじん)……努力
禅定(ぜんじょう)……反省
智慧(ちえ)……修養

の六つの善行(善い行い)です。


六つの良い種まきをしましょうという
ことですね。


日頃、煩悩の塊である、私も先祖に感謝し、反省
をしたいと思います。






もうすぐ春ですね、ご自愛くだい。





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★no.17令和5年2月15日 2月15日(涅槃会)も知ってほしい★

このブログは、私(ヒカリ産業代表取締役、尾崎義成)が
商品のこと、仏具や仏教について自由に書きたいと始めました。
(新着情報の欄では書ききれないことも)


今回は、弊社のロングセラー、象鼻 電気ローソクの変遷について

2月15日は涅槃会、お釈迦様入滅の日です。
4月8日の誕生の日はよく知られていますが、こちらは
あまり知られていないと思います。


日本人は知らずのうちに仏教とかかわりが深い
ので、この日を多くの人に知ってもらいたい。
仏具に携わるものとして切に思います。



さて、お釈迦様が最期に遺した教えに

 自灯明・法灯明 があります。


自らをともしびとし、自らをよりどころとする。
そして、仏の教えをよりどころとし、ともしびにしなさい。  すなわち、  


人はとかく誰かに頼ろうとします。しかし、自分で
考え、判断し、わからないときは、他者に助言を
求め、仏の教えをよりどころにして生きようという
意味です。



テレビやネットにはたくさんの情報があふれています。


私自身への戒めを込めて、これからの混迷の時代
こうした姿勢をもちたいものです。



まだ寒い日が続きますので、ご自愛くだい。





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★no.16令和5年1月13日 お年玉はお餅だった★

遅ればせながら、今年も宜しくお願い致します。


お年玉ってお餅だったの?

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
お年玉の由来は ”お年魂”という言葉から
きています。


お年魂(お年玉)とは正月に年神様を迎える
ために、お供えされた丸い鏡餅のことを指し
お供えした後、家族に分け与えられていました。


また、その餅は年神様の生命とされ、いただく
ことで、1年を無事に過ごすという祈りが込められてい
るのです。


年魂をあらわす餅玉を、家長が家族に(お年魂)として
分け与えたこと。


これがお年玉の由来
玉は魂なのですね。


今回はだいぶ遅いですが、お年玉の話を。



まだ寒い日が続きますので、ご自愛ください。



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★no.15令和4年12月15日 12月8日はお釈迦様さとりの日★

早いもので今年も2週間あまりですね。

12月はクリスマスが有名ですが、私のような
仏具関連の仕事に携わっているものは、12月8日の
成道会(お釈迦様が悟りをひらいた日)をもっと
取り上げて欲しいと思いますので、すこしふれてみます


お釈迦様がさとりをひらくべく、なぜ出家したのか?


釈迦がまだ太子だった時、王城の東西南北の四門から
四つの出来事を見て、出家の決意を。


東の門を出て、老人を見て、生あれば老いを知り

西門を出て病人に会い、病を知り

南門を出て、死人に会い、生あれば死あるを知り

北門を出て、修行者に会い、生、老、病、死の苦と
向き合うため出家。という話です。これを四門出遊といいます。(しもんしゅつゆう)

これからのちに悟りをひらき、ブッダになりました。


人生は苦なりが出発点だったのですね。

苦というのは苦しいというより、思いどうりに
ならないという意味です。


思いどうりにならないとわかれば、それを受け入れ
対処法を考えればと前向きになれますよね。


世の中の争いもここに、解決のヒントがあると思いますが。


キリストも釈迦も受け入れることができる日本人は
世界から見たら、不思議かもしれませんが
平和な世界は日本人がお手本になれるはずです。


寒い日が続きますので、ご自愛ください。



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